狂気!?富士登山競争編
ノジリ | 登山マラソン参加者 | かつては高校の登山大会ですごかった人。でも今は見る影もない・・・ |
クロダ | 同上 | 自称高校時代登山マラソンのすごかった人。でも結構たいしたことない。 さりげにイノウエにだけは負けないだろうと思ってる。 |
イノウエ | 同上 | いろんな意味ですごい人。クロダにだけは負けたくないと思っている。 |
フルタ | 運転手 | テスト準備期間真っ最中だというのに運転手に任命されたかわいそうな人。上の3人のせいでテスト準備期間の2日間をもってかれた。 |
スガタ | 同上 | やっぱりテスト準備期間真っ最中だというのに運転手に任命された。上の3人のせいでテスト準備期間の2日間をもってかれた。 |
事の発端は1998年7月25日花小屋(番外編参照)で働いていたクロダが登山マラソンを見て「俺は来年必ず登山マラソンにでる!!」と公言した事から始まった。
そして翌年6月某日ノジリから登山マラソンへの誘いがあった。当時クロダと一緒にウェイトトレーニングをしていたイノウエもこれに賛同ここに3人の暇人が集まった!!!
そしてこれから悪夢は綴られる・・・
7月23日午後4時過ぎ運転手フルタ・スガタ両名を確保し一向は富士山に向かう。
はずだった!!
ガシャン!!
ノジリは友人の原チャリを倒してしまう。
どうやら大会を目の前にしてハイになり、はしゃぎすぎたようだ。
以下、セリフでのハイライト
友人A「オイ!何してんねん!!」
ノジリ「悪かった弁償する」←笑顔で
友人A「そういう問題ちゃうわ!!」←マジギレ
ノジリ「・・・帰る」←半なき
以上ハイライトでした。
・
・・
・・・
・・・・って出発前に問題起こすなぁ!!!!
ノジリ邸に行きとりあえず状況の確認
・・
・・・・
・・・・・・
なんか部屋を暗くして布団かぶって泣いてるんですけど・・・
結局その日の出発をあきらめて翌日早朝に出発する事にした。
ついでにせっかくみんな集まったのでみんなでメシを食いに行く。
で、
その帰り・・・
ピルルルルル・・・・・ ←携帯の着信音
クロダの携帯が鳴った
クロダ「もしもし」
ノジリ「ウチ今から1人で行くわ・・・」←超ローテンション
クロダ「チョッ!!待ったーー!!」
結局、出発直前のノジリを捕まえてその日の晩に出発する事になった。
行きの車の雰囲気の悪い事悪い事・・・
翌朝
運転手の夜を通した運転のかいあって無事会場の富士吉田市についた。
さらに
ノジリ復活!!
っていうかむしろ昨日の事はもう忘れているようだ・・・
まぁそれはおいておいて、マラソンは翌日なのでその日1日観光する事にする。
さてどこ行こう・・・
富士吉田市にある観光名所
富士山←明日登るから別に今日は行きたくない
富士急ハイランド←男5人で行ってなにが楽しいか・・・
富士五湖←別に釣りをやる訳でもないしやる事がある訳ではないけど他に行くとこ無いからとりあえず採用
どっかの運動公園←とりあえず一番時間を潰せた所やった事はキャッチボールと昼寝・・・
で、時間をたっぷり潰した後は登山マラソンのために用意された旅館へGO!
いや、周りはみんな登山マラソンの選手なんだけど、この年齢層の広い事広い事!!
とりあえず、19歳以上じゃなきゃ参加はできないんだけど
いや、それはいい・・・
でも、明らかに還暦近い人が数名見受けられるのですけど・・・・・
あぁ・・・参加者全員に強制で生命保険かけられているから大丈夫か!
とりあえず今夜は温泉に浸かり明日の英気を養いつつ眠る事にする
で、当日
あきれるくらいの晴天
ここで登山マラソンの説明を少々
富士吉田市の市役所をスタートして
浅間神社を越えて馬返しまで行き、
富士吉田登山口から登山路に入る
後は五号目を通って山頂まで登山路を駆け抜ける
それだけのシンプルな競技だ
まぁ、五号目でのタイム次第では足切りもあるが、大会を円滑に進めるためには致し方ない事だろう
ちなみに、クロダは朝が苦手でこの日も寝起きは最悪
朝食もほとんど食べないままのスタートとなる
で、
参加受付兼スタート地点の市役所前にて受付をする。
受付を済ますとその場で際参加賞をもらえたのだが、
その内容は
リストバンド
ヘアバンド
ハンドベル型の栓抜き
・
・・・
・・・・・・
リストバンドとヘアバンドはスポンサーであるNIKEの商品なので結構良い物なのだが、
ハンドベル型の栓抜き・・・
いや、これ要らない・・・
リストバンドとヘアバンドだけで充分・・・
ちなみに
ヘアバンドとリストバンドは今も結構使ってます
ハンドベル型の栓抜きは埃かぶってます・・・
まぁ
それは置いておいて
いよいよスタート
先頭集団は猛ダッシュ!!
でもさ・・・
ウチ等集団に飲み込まれて全然走れないんですけど・・・
結局、走りと歩きの中間くらいのスピードでしばらく走らざるを得なかった。
ようやく集団がバラけ始めたのはスタート5分後くらいだろうか
浅間神社を越え馬返しに行くまでは完全にロードコースとなる
距離にして5kmといったところだろうか
しかし、浅間神社までは市街地を通るためカーブが多く
また、浅間神社から馬返しまではめくれかけたアスファルトの上を走らされる事になる
さらに、馬返しまでの道のりはちょっとした登山道路なため
つづら折りのうえ緩やかに登り続けている
当初より仲良く走ろうなんて気はサラサラ無い3人なので当然全員バラバラになる
ノジリ・イノウエ両名は快調にとばす。
今までこの日のためにしてきたトレーニングが早くも活きたようだ。
一方クロダは、久々のロード走のため早くもダウン
歩き出すと言う醜態を見せ付ける事になる。
この時点で三人の状況は
ノジリの後方10分程度ににイノウエさらに後方に20〜30分程度にクロダと言った感じか・・・
で、
馬返し地点
ここから登山路だ
ちなみに登山路だけあって道自体はそんなに広くはない
人一人が並んで歩くのが精一杯の道である
登山マラソンについて書いたホームページでもここで人を追い抜くのは困難と書かれている
そんな中
クロダ復活!!
いままで、グロッキーだったクロダが突如復活
一気に抜きにかかる
一方イノウエは慣れない登山路に悪戦苦闘を強いられる
ノジリは高校時代に競技登山でインターハイ出場という経歴を持っているだけあって
安定したペースで進んでいる
遂にクロダはイノウエを抜き去り
五合目を目前にしたその時、
クロダの足に激痛が走った
どうやら、足がツッたようだ
こうなると、もう散々な物である
もう片方のあしで登っていたら今度はそっちの足もツッてしまい
結局クロダは歩けなくなってしまった。
一方のイノウエも結局ペースをつかみきれずにタイムオーバー
クロダ・イノウエ五合目にてリタイヤ・・・
唯一、五合目を抜けたノジリも八合目にてリタイヤ
結局このマラソンで、完走した者は誰もいなかった。
金沢に帰り学校で先ず友人に言われた言葉は
「負け犬!!」
だった・・・
その後、大学のカリキュラムが変わり7月25日は完全にテスト期間と重なってしまい
それから登山マラソンに参加する者は誰もいなくなった
<完>
って言うかもう二度とあんな狂人レースに参加するか!!